英語の多動力(堀江貴文)

ホリエモンの「英語の多動力」を読んで

あえて3つだけ気になった記事を選ぶとしたら、この3つかなーというのを選んだ上で、それぞれのタイトルの下に私なりの感想を書いています。

 

1)「AI翻訳を英語を学ばなくていい言い訳にするな」

彼は「AI翻訳があるから英語を学ばない」というのは言い訳で、やっはり英語は勉強する必要があると考えている。何故ならば、結局AI翻訳だと会話に多少でも時間差が生まれるし、そもそも人には他人とコミュニケーションを取りたいという本来の欲求があり、英語学習は、それを追求する「学び」(彼は、受動的な学習である「勉強」と、能動的な学習である「学び」とを区別している)があるからだと考えているようだ。私は、「英語が不要」とか「勉強しなくていい」と考えている人の中に、例えば「日本(人)は優れているから」、「仕事で英語で話す必要がないから」、「技術職だから必要ない」というような人がいると思うのだが、そもそも的外れな言い訳だと考えている。まず日本は海外ほど優れていない=>よって、英語で情報取集や勉強をすることは必須、仕事で英語を話す必要がない=>英語が話せないあなたに、英語が必要な仕事が舞い込んで来るわけがない、技術職だから必要ない=>新しい技術はいつも海外から発信される時代に英語の記事が読めなければ、最先端の技術を知ることもできない=>技術職こそ英語が必須。という感じだろうか。ほとんどの言い訳はこんな感じで、文字通り言い訳でしかないし、大方間違った情報を前提としている気がする。また英語は時間がかかるし、魔法の方法はない、そして結局、英語勉強にかけた時間がものをいうというのも結論付けられている。なお、今の日本の学校の英語教育では絶対的に時間が不足していることは論理的に証明されており、絶対的に不足である。

 

2)「G人材とL人材、あなたはどっち?」

彼が言うG人材とは、世界規模=グローバルを行動範囲とする人で、L人材とは地元=ローカルに根付く人材である。彼は結局G人材とL人材でどちらが優れているとは言えないと結論付けている一方で、L型人材の特徴は明らかに時代遅れだとも考えていることが読み取れる。下表はその違いを彼がまとめたものだが、なんとなく面白いのでそのまま引用する。英語との関係だが、私の経験からも、英語ができるとより色々な(違う考え方や文化などが違う)人に会うし話す=>日本の常識が非常識であることも知るし、そもそも日本で気にしているような細かいことを気にする暇も意味もないことに気がつく。その結果として、人物像はより寛容でフラット、フットワークも軽くなるし、情報を収取しやすくなるので、将来も見通しやすくなる。すると希少性は高くなる。そのためこの表は分類というよりも、英語が話せた結果として、G人材のような特徴になる人が多いということである私は解釈している。ちなみに、G人材の方が希少性は高いのは確かなので成功しやすくなる。

G人材 L人材
国民国家幻想 なし 地元レベル
人物像 合理的、寛容、フラット 情緒的、排他的
大切なもの 自分のやりたいこと 仲間との絆
フットワーク 軽い、変化を好む 重い、変化を嫌う
豊かさの指標 情報 お金、モノ
こだわる場所 なし 地元
生きている時間 現在 過去の思い出
希少性 高い 低い

 

3)「レア人材になるならば外資系より日本企業」

特に日本人のMBA出身者が転職先として選ぶのは、やはり給料の高い外資系企業、とくにコンサル系の会社だと思うが、結局自分の希少性を高めること=給料を高くするという視点で考えれば、日本企業も全然悪くないということである。何故ならば、(残念ながら)まだ日本では英語を使える人口が根本的に少なく、それゆえ英語を使えることで希少性を確保しやすいからである。例えば、英語ができたからという理由で、日本の会社内の高いポジションの人に同行して、ビジネスを経験する機会が(外資系企業よりかは)ある。特に問題なのは、外資系企業に行くと、英語は当たり前なので、せっかく鍛えた英語力も希少性を作る武器として使えない。それどころか結局第二言語として英語を勉強した日本人が、英語を母国語としている人に英語力で勝つことはほぼ不可能であるので、不利な状況を自ら敷くことになる。私の知り合いで、英語はかなり堪能な人が、あえて日本に帰国して(勝負をかけて)起業している人を知っているが、そういう判断なのだと思う。やはり最後に勝負となれば、自分が英語環境で働きたいという夢や願望よりも、勝てる可能性が高いのはどちらかという視点も忘れられない、ということだと思う。

 

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