4.3 戦略の内容から見たMBAの必須科目

前項では戦略について歴史的な背景から説明したが、今度は戦略の中身について考えてみたい。

再度、戦略とは?

戦略とは、「競合他社に対して競争優位を確立しつつ、企業が持続的に収益を上げ続けるための需要サイドと供給サイド双方からなる方法論」である。と述べたが、もう少し具体的に要素に分けて考えてみる。以下、含まれるべき要素である。上記文章のうち「競争優位を確立しつつ」のために必要なのが3-1と3-2であり、3-1は需要サイドから、どうやって競合他社と差別化するのか?を考えており、3-2は供給サイドからどうするのか?を考えている。供給サイドを詳しく分類すると、システムや構造、人、文化、リーダシップなどに分類できる。これはMGSMでの授業に沿ったものである。マッキンゼーが好きな人は、「McKinsey 7S framework」のハードSとソフトSを思いつくかもしれないが、それと同等と考えて良いと思う。ちなみに7つのSのうち、3つの「ハードS」とは、Strategy、System、Structureで、「ソフトS」とはShared value、Staff、Skill、Styleである。最後に3-3のビジネスモデルは、上記文章のうち「企業が継続的に収益を上げ続ける」という部分に対応しており、重要なのは「継続的に」である。ビジネスモデルでは、ただ物を売って買うという単体の取引を扱うのではなく、お金が入ってくる仕組み(Model)を作るのである。

 

戦略に含まれるべき要素 内容
1 What? どんな課題を解決するビジネスか?
2 Who? 誰の課題を解決するビジネスか?
3 How? どうやって競合他社に対して競争していくのか?
3-1  Strategic Positioning (需要サイド=外部)どうやって競合他社と差別化するのか?
3-2  Core capability (供給サイド=内部)どうやって差別化要素を社内で生み出すか?
System, Structure, People, Culture, Leadershipとの相互関係
3-3  Business Model (時間軸)どうやって継続的に収益を上げていくのか?

 

改めて、まとめると上表の内容を網羅したものが戦略ということになるだろう。ちょっと複雑になってきたので、ここで一度図を使って分かりやすくしたい。

 

戦略というものが、Strategic Positioning、Core capability、Business Modelを通じて、「需要サイド=外部軸」、「供給サイド=内部軸」、「時間軸」という3つの大きな軸(観点)につながっていることが分かると思う。

 

戦略とMBA必須科目の関係

ここでMBAで習った10の必須科目との関係性を上と同じ図を使って考えてみると下図のようになる。正直若干無理やりな感じもあるのだが、一応関連度合いから10の必須科目を外側に配置してみた。例えば内部軸である、System、Strcutre、People、Culture、Leadershipについて言えば、これらは全てOrganisation Behaiviourの学習テーマと一致している。一部はOperationとの関係もありそうだ。また外部軸ではMarketingと強く関連する。何度も述べているが、このように戦略を中心に必須科目の位置付けを把握することで、より効果的な学びができることを期待したい。

 

以上

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